新居に引っ越してきてみたら、当初思っていた以上に周りの音が気になって落ち着いた生活ができないというトラブルをよく耳にします。
自身の家庭の生活音や楽器を演奏したり音楽を楽しむのに近所のことが気になると、ゆっくり楽しむこともできません。
このような問題を解決するには防音ガラスへの交換が最も適していますが、防音ガラスの交換・修理の方法を知っている人は少ないと思います。
・防音ガラスの特性について
防音ガラスにはガラスに伝わる振動を熱エネルギーに変換し、消化する特性があり、大きな音を小さくすることが可能です。
窓ガラスに防音ガラスを設置しておけば、外からの音を遮断することはもちろん、室内の音が外に漏れることも防ぐことができます。
近所と壁が隣接していたり、線路や幹線道路が近い建物の窓ガラスに設置すると、その効果の高さを感じることができるでしょう。
・防音ガラスが割れる原因
防音ガラスには断熱・防火効果もあり、設置することには大きなメリットを感じますが、やはりガラスですので割れる可能性も十分にあります。
合わせガラスになっている分、通常のガラスよりは割れにくいのですが、ガラス面の中で極端な温度差が発生すると熱割れによりヒビが入るという事例も存在します。
熱割れを防ぐ方法としては、エアコンの風がガラスに直接当たらないようにする(室外機の風も同様)、シートやシールを貼らないようにすることなどがあります。
強い衝撃を与えてしまうと耐久性のある防音ガラスでも、割れるリスクが大きくなります。
・防音ガラスの適正な修理方法
防音ガラスは通常のガラスのように割れて飛散する可能性は少ないですが、ヒビ割れたまま放置しているとヒビが大きくなり、風などにより飛び散る恐れがあります。
ガラス用のフィルムやテープまたはコーキングで補修することはできますが、一度割れたガラスは元の耐久性を取り戻すことはできません。
応急処置でヒビ割れが進行しないうちにガラス交換をすることをおすすめします。
防音ガラスには一般的なガラスとは違う高い性能がありますが、割れてしまうとその能力を発揮することは困難です。
早急に交換し、安全な状態で生活できるようにしましょう。