協力店募集 日常生活を送る中での生活音によって、近所とトラブルになることも少なくありません。 騒音トラブルに巻き込まれないために防音ガラスを設置する人も多いようですね。

・防音ガラスとはどんなガラス?

ガラスの種類の一つとして防音ガラスは知られていますが、どんなものか分からない方がほとんどでしょう。 防音ガラスとは、防音の効果が得られる特殊な膜を合わせ、ガラスの中間に使ったガラスのことです。 メーカーによって構造には多少の違いがあり、膜を間に挟んだオーソドックスなタイプ以外に、タイプの違う2種類のガラスを併せて作る複層ガラスのものがあります。 こちらはオーソドックスなタイプよりも少し高額になりますが、防音性能に関してはかなり優秀で、楽器を使用する部屋に適しています。

・防音ガラスは熱に弱い?

通常のガラスと違い、合わせガラスになっている防音ガラスは耐久性も高いイメージですが、衝撃がないのにいきなり割れる可能性もあります。 防音ガラスが割れる原因の一つに熱割れという現象があります。 熱割れは、ガラス面の裏表で温度差が大きくなると起きる現象です。 熱くなった面はガラスが膨張するのですが、温度の低い部分は膨張しないため、合わせ面が引っ張られるような状態になり、その状況を何度も繰り返すことで劣化が進行してヒビ割れを起こす可能性があります。 全ての防音ガラスが割れるわけではありませんが、熱に弱い傾向が防音ガラスにはあることを知っておきましょう。

・防音ガラスの熱割れが発生した場合の処置

熱割れによりガラスにヒビ割れが発生した場合、早急に専門業者に依頼して交換することが必要です。 通常のガラスであれば、ガラス補修用のシールやコーキング材で応急処置をするとしばらくは大丈夫ですが、防音ガラスは応急処置で性能を維持することは困難です。 防犯上も危険性がありますので、できるだけ早く業者対応・処置をすることをおすすめします。 防音ガラスは、一般的なガラスよりも耐久性があるものと思われていますが、特定の条件が揃った環境では経年劣化で割れてしまうこともあります。 防音ガラスの特性を知り、割れてしまった時は自ら処置するのではなく、専門業者で交換・修理をしてもらいましょう。